アメリカン・アイドルという正統派の歌手を発掘するみたいなオーディション
番組で速攻で落とされたにもかかわらず、妙に受けてしまいCDを出すことに
なった中国人?中国系アメリカ人?、William Hung。http://www.williamhung.net/
LATEST PERFORMANCE
http://www.williamhung.net/movie.cfm?movie=performance2_030104.wmv
最初のオーディション
http://www.williamhung.net/movie.cfm?movie=WilliamHung2.wmv

itunesのストアで試聴できるRocketmanなんか、もう、すごい。

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定期会員になっているコンサートに行く。
今日はベートーヴェンのピアノ協奏曲5番とバーンスタインの交響曲3番
「カディッシュ」というプログラム。指揮者はローレンス・フォスター
(残念ながら知らない)ピアノはエマニュエル・アックスヨーヨー・マ
アイザック・スターンなんかとCBSに録音したのを聞いたことがあるくらい)

だった。ベートーヴェンはどうもソリストが好き勝手やっているような感じで
今ひとつ聞いているほうもピントがぼけてしまうように思った。10年くらい前
に北京でタクシーに乗ったとき、この曲の第三楽章が流れていたことがあった。
北京の雰囲気との違和感からその車内の光景が印象に残っていて今でもこの曲
を聴くとそれを思い出す。
アンコールでアックスが弾いたドビュッシーの「パゴダ」が今夜は一番良かった。
メインのバーンスタインは初めて聴いたのだけど、ウエストサイドストーリー
の作者の作品とは思えない重い曲。1963年の作品で、ナレーターや合唱やたく
さんの打楽器が入る、とても交響曲というイメージの曲じゃあない。合唱に
手拍子をさせたり、打楽器がジャズのようなビートを刻んだりするのを聴くと
今では古さを感じずにはいられないし、曲の途中で席を立つ人や終了後に拍手
もそこそこに出口へ向かう人の量からも明らかなように客の反応はよくない。
バーンスタインは指揮の面でも急速に忘れられているような気がするのでなん
だかかわいそう。と私が思ってもどうしようもない。