iPhoneでモバイルペイメント(おサイフケータイ?)

スターバックスStarbucks Card MobileというiPhone app。
これはスターバックスのプリペイドカードをiPhoneで代用してしまおうというもので、iPhoneをキャッシュレス決済に利用しようという試みの一つだ。実際に使用しているビデオをみるとこれがいかに'Touch to pay'というキャッチフレーズとはかけ離れた原始的なレベルの物かというのがよくわかる。プリペイドカードの番号をQRコードで表示させてそれをスキャンさせてるだけなんだから。しかもそのスキャン自体にえらく手間取っている。

でもクレジットカードからのチャージはiPhone単独で完結できるし、スキャンがスムーズにできればまあそれなりに使えるのかもしれない。でも本当の問題はこのStarbucks Appがどうなるかじゃなくて、いずれiPhone/iTunesはこういう決済のプラットフォームになっていくのかどいうか、という所にあるんだろう。

「おサイフケータイ」が世界に広がらなかった理由 こういう記事のように現状を確認して思考停止してしまってはいけない。上のビデオの30秒からにあるように「iPhoneでもの買うのってかっこいいじゃん」というアメリカ人らしい考え方が結局、日本の乱立する電子マネー規格を尻目に、もっとずっと野暮かもしれないけど十分使える規格で世界の標準になっている5年後とか普通にありそうで怖い。